去る9月18日建築ファサード燃えひろがり抑制研究会の第1回総会と
記念の講演会が開催されたので報告します。
第1部は総会で小林代表以下14名の参加で開催されました。
第1号議案の研究会の規約案、第2号議案の第1期収支決算案及び事業報
告案は、一部修正の上、承認されました。
第3号議案は第2期の事業計画及び予算案でしたが、収入種別毎に支出目的を明確にすべきとの修正意見があり10月中に臨時総会を開催し継続審議することとなりました。
第2部は本研究会の活動方針及び講演会が開催されました。
小林代表の挨拶後、来賓の国土交通省建築指導課 建築物防災対策室企画専門官(防火担当)渡邉峰樹氏より、本研究会の重要性と成果に期待したいとの挨拶がありました。
次いで本研究会の理事長長谷善博氏より以下のような活動方針、予算などが発表されました。
1.研究会の目的
JISA1310の更なる蓄積をはかることとし、断熱性の有無に限らず可燃性外装全般を対象とし燃えひろがりの抑制に資する各種技術を確立すること。
2.研究会の実践目標
建築ファサード燃えひろがり抑制を達成した先導的システムの認定機関となること、またJISA1310改訂審議団体として活動できることを目指す。また研究会への参加企業、団体を増やすことが直近の課題であり、将来は常設ファサード試験設備の設置を目指す。
3.収支予算案(詳細省略)
次に、記念講演として本研究会の幹事安藤達夫氏(東京大学学術支援職 員)より「JISA1310試験」:制定(2015)と改正(2019)と題してPPTにより講演がありました。ここではJISA1310制定の経過が説明され、またこれからの国内の建築JIS火災関連研究の今後の方向についても示されました。