特定非営利活動法人日本外断熱協会では去る5月30日(木)令和としては初めてのマンションの「外断熱改修勉強会」を開催しました。当日は約50名の参加で質疑応答もあり意義深い講演でした。当日配布された資料をご希望の読者はメールか電話でご連絡下さい。(2部で1000円)
「長期優良住宅リフォーム推進事業」と題して国土交通省住宅局住宅生産課 多田英明氏より、平成31年度長期優良住宅リフォーム推進事業について以下の内容で講演していただきました。
事業概要:①目的・要件、 ②補助事業者・補助対象、③事業タイプ・リフォーム後の性能、④補助額・補助限度額(その2、その3)
その他:申請等の手続き、評価基準、良好なマンション管理、事業のイメージ(RC造共同住宅において断熱・省エネリフォームを行う場合)
関連制度等:長期優良住宅(増改築)認定制度、住宅履歴情報、リフォーム瑕疵保険、住宅リフォーム事業者登録団体制度、リフォームに関する減税制度、補助事業を活用した施主に対するアンケートの実施
講演2は「補助金活用によるマンション大規模修繕工事導入事例」と題して(株)高屋設計環境デザインルーム 高屋利行氏(日本外断熱協会理事・北陸支部長)より講演と質疑応答が行われました。
内容は、①省エネ改修(断熱化)のメリット、②事例と実績、③長期優良住宅リフォーム事業の概要、④大規模修繕工事の事例(MAC野々市コート、パークサイト玉川)、⑤スケジュール・概算予算イメージなどで、まとめとして営業上のポイントは、
1.外断熱の効果、建物の長寿命化の重要性を理解してもらう。
2.特定工事だけでなくその他工事を含めた1/3支給(上限:1億円)であるため、外断熱工事を追加しても当初予算内で大規模修繕が可能
3.築20~35年の大規模修繕を控えているマンションの管理組合や修繕委員へのルート開拓が重要
4.施工業者が補助金申請を行なうため、管理組合の手間が大幅に減少し、補助金が付かないというリスクが減少
であるとまとめられた。
マンションにお住いの方で問題意識をお持ちの方や大規模修繕をお考えの方の気軽なご相談を
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